トップページ > 新着情報
講演を通して理解と交流の架け橋とする
 2009-06-10

胡勝才総領事は,連日相次いで,苫小牧日中友好促進会,中標津町,室蘭市,北海道婦人協会の主催により講演を行い,中国の現状を紹介し,対話形式の交流を行った.参加者は1,000人以上にのぼり,現地の政治,経済界,各民間団体の要人のみならず,一般市民が参加し,参加者はみな中国の情報に関心をもっており,中国人外交官の生の声に熱心に耳を傾けていた.

胡総領事は,講演のなかで,多くのデータを用いて30年間の改革開放について説明し,中国の総合的国力は明らかに増大し,GDPは世界第三位であり,外貨準備高は世界第一位で,国民の生活水準も大幅に改善され,工業化都市化がますます進み,中国の社会は激しく変化したと述べた.同時に,一人当たりのGDPは,依然として世界第百位以下であり,農村部はいまだに多くの貧困層と余剰労働力を抱えており,世界最大の発展途上国であると指摘した.今世紀中頃には現代化を実現するという歴史的責任に直面しており,日本のように完成された工業化を実現するだけでなく,ハイテク革命の流れにおいつき,経済発展の水準を引き上げるのみならず,社会の公平を実現し,国内の持続可能な発展を実現しつつ,国際的な責任を果たしていかなくてはならない.このように中国が先進国の追いつくには,まだまだ長い道のりがある.中国の将来は,世界の将来と密接に結びついており,中国の発展は世界と切り離すことはできず,また世界の発展は中国とともにある.

胡総領事は,世界金融危機が中国経済にもたらした影響及び中国政府の政策,今年第一四半期の経済,貿易,投資,就職などの現状について紹介し,中国は国際社会と協力しあって,金融危機を乗り越え,世界経済の安定した発展の為に,貢献していくことが必要であると強調した.

講演では,胡総領事は,中日両国関係について一衣帯水の隣国であり,世界における重要な影響力をもつ国家であることを強調した.現在直面する金融危機及び地球規模の課題に対しても,中日両国がともに仲良く,互恵関係を築くことは,両国の根本的な国益に合うのみならず,多くの協力の機会をもたらすであろう.さらなる相互理解と国民の友情を一層深めていきたい.政治的信頼を積み重ねていき,両国関係の安定した発展を推し進め,国民の子々孫々にわたる友情を実現し,アジアと世界の平和と発展に寄与したいと述べた.

また,北海道と中国の関係については,近年,北海道と中国が,経済,人的交流等の分野で,札幌千歳-北京,大連,上海等の三路線が就航し,札幌市と北海道の主要企業が相次いで中国の事務所を開設するなど目覚しい成果を結んでいることについて触れた.また北海道を舞台とした中国映画「非誠勿擾」が,中国国内で北海道旅行ブームを引き起こしていると述べた.また,北海道は,環境保護,省エネ等の独自の技術を持っており,北海道と中国の協力関係は大きな潜在力を秘めているので,みなさんとともに北海道と中国の協力関係の拡大に新たな貢献をしていきたいと続けた.

各地の参加者は,胡総領事の紹介を通して,中国への理解が更に深まり,中日友好に積極的に係っていきたいと述べた.



[ Suggest To A Friend ]
       [ Print ]